特別養護老人ホームには大きく分けて、従来型多床室とユニット型個室の2種類があり、当施設えくぼではユニット型個室のケアを導入しています。
従来型多床室では、多くの入居者様を効率良くケアすることが求められ、生活を営む上で必要な食事や入浴、睡眠などで様々なサービスが画一的な「集団ケア」になる側面を持ちます。一方でユニット型個室は、 10人前後の入居者様を1ユニットとして形成し、個室によってプライバシーが守られ、一人ひとりの個性を尊重し、居宅に近い環境でのケアを目的とする「個別ケア」を実現するための施設形態です。
ユニットケアとは、入居者様の尊厳を支えるケアを念頭に、入居者様の多様性と価値観の違いを理解し、日常の暮らしを保証する仕組みを作り、専任のユニット職員によって実践される介護といえます。
質の高いユニットケアを目指して、当施設えくぼではユニットケア推進委員会を設置して毎月、ケアの評価、目標を掲げて実践する取り組みを行っています。このように「個別ケア」に専念できる環境整えることで、入居者様のえくぼが自然に溢れるサービスを提供します。
ユニット・サービス
当施設内の体制及びサービス・料金についてご紹介します。
ユニットケアによる、一人ひとりに優しい介護
全室ユニットケア利用料など、利用料金表はこちら。
定期的にレクレーション・イベントを開催し
ユニット間の交流を深める

当施設えくぼでは、入居者様の施設での生活が単調にならないように、主に3つのレクレーションを定期的に行っています。
1つ目は月に一度、特定非営利法人埼玉コーチズによる体操レク教室を施設にて開催しております。レクレーションの内容は、「ガンバルーン体操」というもので空気圧を調整したボールを使用し、握る・挟む・投げる・踏むという様々な体操で肩こりや腰痛などの改善、予防や運動機能の向上、筋力維持を目的としています。
「座・ソーラン」ではソーラン節をロック調にアレンジし、車椅子上でも踊れるように工夫され、入居者様が楽しく、安心して踊れるプログラムになっています。
2つ目にえくぼでは音楽療法専門士・近藤亜紀子さんよる音楽療法を行っています。近藤亜紀子さんは1999年より主に唱歌、流行歌、民謡など、人生に馴染みのある曲を選曲し、自主性、自己表現を引き出し、対象者様主体の音楽療法を実践されている方です。
歌唱、楽器活動を通して、季節の認識、回想、コミュニケーション、身体運動の誘発、発散、達成感、リラクゼーションなどに繋げ、少しでも生き甲斐を感じて頂けるレクレーションになっています。音楽療法を取り入れてからは、スタッフから入居者様の笑顔が増えるようになったとの声を聞くようになり、プログラムで入居者様の年代に合あせた曲や故郷の歌を歌う際には懐かしさのあまり、涙ぐむ方もいます。音楽療法の効果をスタッフが入居者様と共感できるレクレーションになっています。
3つ目は、ボランティアによるイベントを定期的に開催して地域との交流を積極的に取り組んでいます。最近、入居者様から好評を得ているのはフラダンスやフラメンゴなど踊りの演目がメインのボランティアが人気となっています。
えくぼでは、ボランティアを通じて地域との開かれた関係づくりを目指して地域貢献、社会貢献へと繋げていきたいと考えております。
音楽療法の様子 クリスマス会の様子 お花見散歩の様子 音楽療法の様子
人生の終末期を納得のいく生活をしていただくために!
人は高齢になると、意思の疎通が難しくなることがしばしばあります。そうなった時に、治療方針等判断に迷う場合もあり、予め口から食べる事が出来なくなった場合や、延命治療についてメリット・デメリットを確認して話し合われる事をお勧めします。
また、えくぼではそういった事についてのご相談も承っていますので、安心できます。
お看取りについて
えくぼでは、看取りの体制を構築することが出来ました。特別養護老人ホームが”終の棲家”であるためには、最期まで安心して生活出来る場でなければなりません。
看取り体制は、介護スタッフだけではなく、医務スタッフをはじめ他職種とも充実してはじめて成立ちます。 えくぼでは、ともクリニック(さいたま市緑区)、かみむら歯科矯正歯科クリニック(越谷市)、草加センター薬局(草加市)等の支援のもと安心の看取り体制を提供しています。